落合博満氏 中日監督時代に「300万円の罰金」年俸700万円の選手から徴収→その後の行動にファン感動「やっぱり名監督」

 元中日監督の落合博満氏が10日までに自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日監督時代に罰金にまつわるエピソードを披露した。

 「あえて罰金制度というのは、俺が監督の時には作りませんでした」と明かした落合氏。だが過去に「俺が一番大きい罰金を取ったのは300万円」と激白した。

 経緯は「選手間同士でいざこざがあって、ぶん殴ろうとした」と説明。だがチームに「暴力を振るった時点でユニホームを脱がせるからな」というお達しを出していたため、その選手はフェンスをたたいてしまい骨折したという。

 「その選手を1軍に呼ぼうとしていた矢先だったので、300万円」と落合氏。当該選手が700万円ほどの年俸だったため、コーチ陣からは100万円ほどでという進言があったが聞き入れず、「100万だったらまたやるぞっていうようなことで300万の罰金」を徴収したことを明かした。

 処分が科された選手は翌日、300万円の罰金を持ってきたという。落合氏はその全額を次の日、「奥さんを呼んで『これは子供のためにでも定期(預金)にしといてください』っていうことで罰金を戻した」と明言。この事例以外でも打撃練習でバットから手を離したら罰金といって徴収し、その選手の両親へ送っていたエピソードも披露した。

 「現在でも罰金がある球団はあると思います」と、現役時代も含め、視聴者からの質問に丁寧に答えていた落合氏。コメント欄には「こういう話を聞くとやっぱり落合は名監督だと思うよ」「罰金は選手を戒める為に取って、それを本人に内緒で家族にコッソリ返すとは流石です」「その優しさが伝わっていたから、選手も競争とは言えどこか安心して野球に専念出来たんでしょうね」といった感想が集まっていた。

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