DeNA・牧2億3000万円 ダル、大谷超え4年目最高年俸 2冠で1・1億増 飛躍要因はWBC

 DeNAの牧秀悟内野手(25)が20日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億1000万増の2億3000万円でサインした。WBCから“野球漬け”となった一年を打撃タイトル2冠を獲得するなど走り抜き、入団4年目では日本ハム時代の2008年・ダルビッシュ、16年・大谷の2億円、野手では13年の巨人・長野の1億6000万円を上回り、NPB史上最高年俸となった。(金額は推定)

 横浜に現れた赤鼻の牧は、一足早い球団からの“プレゼント”に驚きの表情を見せた。「ビックリした。素直にうれしかった」。プロ3年間で描いた成長曲線に最大級の評価が下り、入団4年目ではダルビッシュ、大谷を上回る、NPB史上最高額での更改となった。

 「野球に没頭した一年だった」。長く、大きな経験を積んだ今季を充実感たっぷりに振り返った。WBCでの世界一から始まり、シーズンでは初めて全試合に不動の4番として出場。開幕前から目標に掲げた「打点王」を12球団唯一の100打点超えで達成し、最多安打との2冠を獲得。11月のアジアチャンピオンシップでは侍でも4番を任された。

 飛躍の要因について、「WBCの大舞台を経験できたことで、シーズンに入ってからもいい緊張感の中でできた」と迷うことなく言葉を紡いだ。またダルビッシュや大谷から食事や睡眠など私生活の部分でも助言をもらい、意識的に実行。「練習や試合、ベンチでも頼りたい存在だった。まだ力では及びませんが、ああいう頼られるキャプテンを目指したい」と、来季から担う新主将としての理想像に2人の背中を重ねた。

 順調に一流打者としての階段を上がり、自覚も増した。「他球団の4番には負けたくない気持ちがあった。優勝できるチームを作り上げていきたい」。球界の顔になりつつある牧が、来季こそ悲願のリーグ優勝をファンに届ける。

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