元プロ野球選手の清原和博氏が１２日、東海ラジオ「Ｄｒａ　ｆｅｓ　４ＤＡＹＳ」に出演。中日入りが決まった中田翔内野手にエールを送った。

　貧打解消へ、中田の入団が決定。この話題に清原氏は「中田翔の加入はドラゴンズにとって大きい。やっぱり彼もジャイアンツで悩んだりしたが、今は安定して、いろんなバッティングができる。バッターとしては計算できますよね」と活躍に太鼓判を押した。

　チーム内での相乗効果にも期待。中田の勝負強さに触れ、「中田選手が打つことによって『続くぞ、続くぞ』と周りの選手がなってくれたら。起爆剤として、本人もやりがいを感じるし、まわりの若い選手を引っ張ってほしい」と語った。

　中田との関係についても「ＬＩＮＥで何度かやりとりしたことがある」と明かし、巨人時代に連絡。「ジャイアンツで苦しんでいるとき、自分とかぶってみえた。おれはこういう風にして失敗したからもっと楽に、と（連絡）しましたね」という。

　現役時代、自身も不振に苦しんだ。その要因について、清原氏は「ジャイアンツで移籍した当初は、とにかく力任せに振る。僕もそうだった。ジャイアンツは毎日が日本シリーズ。マスコミにたたかれる。余計に振り回して失敗した」と回顧。シーズン中、中田に連絡した際の話も明かし、「『僕はこうだったよ』と伝えたら、ドラゴンズ戦でホームランをぽこんと打って。余計なことするなよ（笑）」と笑いも誘った。