ドラフト1位の3人が移籍 選手会事務局長は活性化を歓迎「魅力ある選手が出ていた」現役ドラフト
日本プロ野球機構(NPB)は8日、第2回の現役ドラフトを行い、移籍が決まった選手を発表した。かつてのドラフト1位が3人含まれており、12人中9人が投手。2年連続で2巡目指名はなかった。
ドラフト1位の対象選手は3人で、阪神から馬場皐輔投手が巨人に移籍。中日の鈴木博志投手がオリックス、ロッテの佐々木千隼投手はDeNAに移る。
昨年の第1回から、現役ドラフト導入を求めてきた日本プロ野球選手会の森事務局長は「今回も魅力ある選手が出ていた」と評価した上で、「普通だとドラフト1位で入った選手は長く、入った球団にいる、というのはある。他球団に出してあげた方がいいものが出せる、という判断があってのリスト入りで、環境を変えてあげられればという(球団の)気持ちが出ているのかなと思う」と、制度導入の趣旨に沿った移籍を歓迎した。
その上で、来年以降に向けて「このまま根付いてくれればいい」とし、「根本的には球団側が選ぶのではなく(出場試合数や年齢などの条件で)自動的にリストアップされてほしい」と希望も語った。