オリックス・安達了一が来季からコーチ兼任 体調面を考慮してフルシーズン1軍帯同に
オリックス・安達了一内野手(35)が29日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、1500万円ダウンの年俸5500万円でサインした。変動制の3年契約の最終年となり、来季から1軍コーチ兼任となることも明らかにした。(金額は推定)
今季は右肩、右ふくらはぎなどケガに泣かされた一方で、好守でチームを支えた。来季について「自分の体調を考慮してもらい、兼任コーチとしてという話をいただいています」と説明した。16年1月に厚生労働省指定の難病「潰瘍性大腸炎」を罹患(りかん)し、以後も体調を維持するため休養を入れながら出場を続ける。今季は「夏に2軍で体調を崩したというのもあり、1年間1軍に帯同する形で兼任の話をいただいた」と、体調とキャリアの両面でサポートする役割になる模様だ。
中嶋聡監督は日本ハム時代にバッテリーコーチ兼任、OBの能見篤史氏は投手コーチ兼任を経験している。安達は「言われた時は、どうしよう?と思っていたが、選手メインとのことなので、選手としてしっかり頑張りたい。今年より積極的に教えられたら」と意欲的。「中嶋監督は兼任で9年間やったと聞いたので負けないようにやりたい」と笑顔をみせた。