ロッテ・中村奨 4年契約1年目は「悔しいシーズンになった」守備ではゴールデン・グラブ賞

 ロッテ・中村奨吾内野手が27日、千葉市の球団事務所で契約更改。4年契約の1年目だった今季を「1年間チームに迷惑をかけ続けた。悔しいシーズンになった。なかなか調子が上がらなかった」と振り返った。

 今季は137試合に出場したが、8月には体調不良でベンチを外れ連続出場がストップ。打率は・220に終わった。「5月は良かったけど、あとはずっともがいているシーズンだった」と、シーズン終盤になるにつれ不振にあえいだ。それでも、試合前練習では打撃コーチから指導を受け「コーチからいろんなアドバイスをいただいたり、スタッフもずっと見てくれている中で声をかけてくれた。1年間良くなかったけど、試行錯誤した結果引き出しも増えた」。苦しい時期も、貪欲に学んだ。

 二塁の守備ではゴールデングラブ賞を受賞。「なかなか打撃が上がらない中で、守備はできることも多い。今年は自主トレ、キャンプから見つめ直してやってきたので、その結果を評価いただいて、そういう賞をとらせていただいたというのは、とてもうれしい」と振り返った。

 だが、秋季練習からは、三塁のポジションの練習にも取り組んでいる。2018年には、それまで主に守っていた三塁、遊撃から二塁へのコンバートを経験。「ポジションが変わるのは難しいけど、チャレンジしていきたい」としながらも、「セカンドとしてのプライドもまだまだある。サードも挑戦しながら、セカンドも練習したい」と話した。

 来季に向けては「個人としては鍛え直さないといけない。チームとしても、少しずつ全員が経験を積んでいる。そういう選手の中で、自分が成績を残して、先頭に立って引っ張っていけるようになっていければ優勝も見えてくる。そういった気持ちでやっていきたい」と意気込んだ。

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