オリックス 落胆のワゲスパック 自ら通訳を呼んで報道陣の前へ 「四球を与えてしまったのは自分」「準備するしかない」
「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-3オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)
オリックスが痛恨のサヨナラ負け。連勝ならず、2勝2敗となった。
無念の敗戦だった。九回、1死満塁から大山にサヨナラ打を浴びたワゲスパックは、報道陣の呼びかけに対応。そのまま無言で通過することもできたが、自ら通訳を呼んで真摯(しんし)にコメントした。
「とにかく四球を与えてしまったのは自分なので、2人目の打者(近本)に。スライダーをコントロールしきれなかったというところと、最後大山選手に対してはツーシームの感覚は悪くなかったんですけど、最後は彼にうまく打たれてしまった」
九回は1死から近本に四球、2つの暴投で1死三塁。中野にはフルカウントから申告敬遠、森下も申告敬遠で大山勝負を選択したが、実らなかった。
中嶋監督は「自分らが一番分かっている。それを取り返そうとする期間が短いんで、明日、なんとかやっていきたい」と前を向いた。助っ人も「自分自身、自信を持ってこれからも調整していきたいです。次満塁でもどんなシチュエーションでも、自分はできると信じているので。監督がおっしゃるように準備するしかないと思うので、それでやっていこうと思います」と言葉を振り絞った。