ロッテ先制も崩れた 難敵・山本攻略も継投ハマらず 吉井監督「選択したこっちのミス」

 「CSパ・ファイナルS・第1戦、オリックス・バファローズ8-5千葉ロッテマリーンズ」(18日、京セラドーム大阪)

 乗り込んだ敵地で鮮やかに先制点を奪ったが、中継ぎ陣が崩れ逆転負けを喫した。ロッテ・吉井理人監督(58)は「いろいろ工夫して、山本投手は攻略してくれた。(投手陣は)選択したこっちのミス」と悔やんだ。

 打線は初回から、攻略に苦しんでいた相手先発・山本に食らい付いた。連打と犠打で1死二、三塁とすると、ポランコが右中間へ2点適時二塁打を放つなど5安打3得点。村田打撃コーチが「しっかり狙い球をはっきりする」と策略を話したように、早めのカウントから攻撃を仕かけた。

 だが、継投はハマらなかった。4-3の六回から登板した中村稔は制球が乱れ、無死二塁からゴンザレスに2ボールとしたところで降板。打者途中での登板となった東妻も「準備はしていたけど入りきれなかった」と暴投と2本の適時打を浴びた。この回4失点。相手に流れを渡した。

 一時は捉えかけた難敵の背中だったが、うまくかわされた。それでも指揮官は「ピッチャーは違うからどうなるかは分からないけど、次も打てるように」。挑戦者として、切り替えて挑む。

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