DeNA終戦 弱い大一番、三浦監督「自分の責任です」2戦連続競り負け 第3戦バウアーにつなげられず
「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、広島東洋カープ4-2横浜DeNAベイスターズ」(15日、マツダスタジアム)
DeNA・三浦監督は深く頭を下げた。だが、その顔をなかなか上げることができない。下克上を誓った短期決戦で悪夢の連敗。「監督の、自分の責任です」。悔しさが晴れないまま、途絶えた横浜頂戦への旅路。敗戦を背負い、謝罪の言葉を発した。
2試合続けて競り負けた。2点を追う七回1死二、三塁で関根が左前適時打。続く一、三塁は代走・知野が浅い飛球でタッチアップして同点に追いついたが、反撃もここまで。八回に2点を勝ち越され「何とか食らいついていったんですけどね。相手の方が上でした」と広島をたたえた。
2年連続のCSファーストS敗退。右腸腰筋遠位部損傷で離脱していたバウアーが、懸命なリハビリで16日の第3戦に間に合わせたが登板機会をつくることができず。「申し訳なかったという話はしました」と希望をつなぐことができなかった事実に、唇をかんだ。
勝てば2位決定のシーズン最終戦や自力優勝がかかった交流戦最終戦、CSなど大一番にいずれも勝ちきれなかった一年だった。「足らなかった部分があったからこその結果。振り返りも必要ですし、やっていかなきゃいけない」。課題は山積み。目を背けずに、悔しさを胸に刻み込む。