ロッテ・佐々木朗希が初球いきなり161キロ!登板間隔開いても問題なし!3回完全&4奪三振で勝利に貢献

 「CSパ・ファーストS・第1戦、千葉ロッテマリーンズ8-2福岡ソフトバンクホークス」(14日、ZOZOマリンスタジアム)

 先発マウンドに上がったロッテ・佐々木朗希投手が初回にいきなり161キロをマークした。初回を三者凡退に封じるなど、抜群の立ち上がり。3回パーフェクト&4奪三振でソフトバンク打線を圧倒し、チームはファーストS突破へ王手をかけた。

 9月24日・ソフトバンク戦の先発を発熱のため回避するなど、実戦登板が約1カ月開き、感覚が不安視されていた右腕。いきなり周東に投じた初球が161キロを計測し、セーフティーバントがピッチャーライナーとなって最初のアウトを奪った。続く川瀬にも161キロを連発し、最後はフォークで二ゴロに仕留めた。2死から迎えた柳田は2球連続の変化球で空振りを奪って追い込み、4球連続のフォークで空振り三振を奪った。

 二回は2死から三森に対して最速となる162キロをマーク。直球、変化球ともにキレ抜群で三者凡退に仕留めた。続く三回も鋭く落ちるフォークで先頭の今宮、そして柳町を空振り三振。甲斐には追い込んでからアウトローに162キロを投じ、最後はフルカウントから159キロで中飛に打ち取った。序盤3回を圧巻のパーフェクト投球、4奪三振と完璧な内容でマウンドを降りた。

 「試合前からファンの皆さんがすごい良い雰囲気を作ってくれて、凄く気持ちが昂ぶりました。ファンの皆さんの応援が力になりました」とコメントした佐々木朗。ロッテファンの大音量の声援を力に変え、マウンドで躍動した。

 登板前日は、キャッチボールなどで軽めに調整した右腕。「チーム全員でこの位置をつかんで迎えるポストシーズン最初の試合。チームに良い流れを作るためにも、とても大事だと思っている」。大事な一戦を翌日に控え、闘志を燃やしていた。

 今季のソフトバンク戦は4試合に先発し、2勝0敗。防御率は1・13と対戦したパ・リーグ球団の中では最も好相性だ。復帰登板であることも配慮され、3イニング程度での交代が予想された中、「自分に出来ることは、自分の力を出し切って自分のピッチングを披露すること」と佐々木朗。三回終了後のベンチでは黒木コーチらと笑顔でグーダッチを交わすなど、最高のピッチングでゲームの流れをつくった。

 チームも一発攻勢で先手を奪うと、着実に得点を積み重ねてソフトバンクに大勝。第2戦では引き分け以上でファイナルS進出が決まる。

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