日本ハム・松本剛「やっぱり勝ちたくないですか?」 選手会長が若手に提言「もっと自覚を」
日本ハムの松本剛外野手(30)が14日、千葉県鎌ケ谷市の球団施設で来季に向けて始動。シーズン終了からCSが始まるこの日まで休暇をとったが、「悔しくて。この時期暇している自分に『あー』みたいな感じ」と表現。「やっぱり勝ちたくないですか?」と訴えた。
2年連続最下位。名門・帝京高からプロ入り。「勝つ野球しかやってきてないので。それがここ数年、結果的に(負け)増えてきちゃっているので。やっぱり勝ちたい」と勝利への渇望を吐露した。
もう同じ思いはしたくない。選手会長2年目を迎える来季へ、「やっぱり個々の意識がもっと高くならないといけないなと思います」と言う。チームの主力は今や20代前半。「若いからという理由だけで片付けられている訳ではないと思いますけど、若くてもレギュラー張って試合に出ている。上の人間が少ないのでもっと自覚もってやらないと」と若手へ提言した。
「僕含めそうですけど勝つためにどうしたらいいか。今は個人的にレベルアップするがもちろん必須だと思うけど、それを勝ちにどう生かせるか、考えるべきだと思う」。熱く語った。
昨季は打率・347で首位打者のタイトルを獲得。今季は打率・276。リーグ5位の好成績だが、「3割打たないと僕みたいなタイプは使ってもらえないと思う」と納得していない。
3割を打つためにはどうしたらいいか。「結局は頭じゃないですかって思いますよ」と言う。投手と打者の駆け引きを「結局いたちごっこ。スイングが下から打つのが主流になってくるとツーシームが打たれるようになって、じゃあどうするかと言ったらきれいな高めのフォーシームがファウルになる」と明かす。
昨年痛めた左膝に悩みを抱える今季だったが、さらには両アキレス腱も痛めながらの戦いだった。「夏前くらいから違和感があった部分がずっとあるので、そこをもう一回見つめ直して、来季もう一回いい形でと思っています」と修正点は頭の中にある。
個人的な目標を問われて「ヒットを一本でも、というのは変わらずやっていきたいなというのがあるので、そういう意味では最多安打獲りたいなというのはあります」と掲げた。選手会長2年目。プレーと言動で勝つチームに導く思いだ。





