ロッテ・佐々木朗希 27日ぶり先発でCS先陣 3イニング程度の想定も「助かった」吉井監督ホッ

 「CSパ・ファーストS、千葉ロッテマリーンズ-福岡ソフトバンクホークス」(14日開幕、ZOZOマリンスタジアム)

 9月24日から体調不良のため戦列を離れていたロッテ・佐々木朗希投手(21)が14日のソフトバンクとのCSファーストステージ初戦で復帰登板する。吉井理人監督(58)が13日、ZOZOマリンスタジアムで行われた前日記者会見で明かした。27日ぶりの先発で、大一番の先陣を切る。

 引き締まった表情が決戦への覚悟を示していた。佐々木朗がソフトバンクと戦うCSファーストステージの初戦で先発する。吉井監督が、「佐々木朗希でいきます。間に合ってくれて助かった」と話した。

 この日は、キャッチボールなどで軽めに調整。右腕は「チーム全員でこの位置をつかんで迎えるポストシーズン最初の試合。チームに良い流れを作るためにも、とても大事だと思っている」。大事な一戦を翌日に控え、闘志を燃やした。

 右腕は9月24日・ソフトバンク戦で先発予定だったが、発熱のため緊急回避。「特例2023」が適用され出場選手登録を外れてからは、慎重に調整を進めていた。

 10日・楽天戦でCS進出が決まってから1日のオフを挟み、12日の全体練習ではブルペン入り。捕手には松川を座らせ、全球種を交え21球を投げ込んだ。指揮官は「顔が締まっていた」と、27日ぶりの先発マウンドへのゴーサインを出した。

 今季のソフトバンク戦は4試合に先発し、2勝0敗。防御率は1・13と対戦したパ・リーグ球団の中では最も好相性。復帰登板であることも配慮され、3イニング程度での交代が予想されるが、「自分に出来ることは、自分の力を出し切って自分のピッチングを披露すること」と右腕。全員で勝ち取ったCS切符を無駄にはしない。

 シーズン途中はけがにも苦しんだが、大一番で戦列に戻る。3月のWBCで優勝した際には「マリーンズでもシャンパンファイトを」と日本一を誓った。静かに牙を研いでいた“令和の怪物”が戦いの先陣を切る。

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