ロッテ CS決定持ち越し 執念継投も本拠地最終戦飾れず 吉井監督「目いっぱい戦ってきます」

 「千葉ロッテマリーンズ1-4オリックス・バファローズ」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 激しいCS争いは最終戦での直接対決までもつれる形となった。7日に3位・ロッテがオリックスに敗れ、4位・楽天はソフトバンクと引き分けたことで、ソフトバンクの3位以内が確定。143試合目で迎える楽天とロッテの直接対決は、9日の14時から楽天モバイルパーク宮城が舞台となる。ロッテは引き分け以上で、楽天は勝利のみ、CS出場となる。

 本拠地最終戦を笑顔で締めくくれなかった。勝てば2年ぶりのCS進出が決まる大事な一戦は、わずか4安打1得点での敗戦。ロッテ・吉井監督は「どんな試合の時も、やられる時はこんな感じでやられている。力んだからやられたっていう感じではない」と振り返った。

 一夜で状況は暗転した。前夜はいずれも今季最多となる21安打12得点で大勝。だがこの日の得点は石川慎の左中間適時二塁打での1点のみ。三回以降は二塁さえ踏めなかった。

 それでも指揮官は「逆転の可能性がある」と勝ちを信じ続け、1-2の八回には最優秀中継ぎが決まっているペルドモを起用したが、2安打1失点。1-3の九回からは守護神・益田をマウンドに送るも、杉本にソロを浴びさらにリードを拡大された。最後の切り札も、むなしく散った。

 試合後には、本拠地最終戦セレモニーが行われた。満員御礼となったスタンドに、吉井監督は「春から優勝を目指してきましたが届きませんでした。申し訳ないと思っています」と謝罪した。

 だがCS出場へ、臨みは消えていない。9日・楽天戦で引き分け以上の結果を残せば次の舞台へ進める。「まだチャンスあります。目いっぱい戦ってきます」。2万9169人のファンに、堂々と勝利を誓った。

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