落合博満氏が体罰撲滅に対する持論を展開「なくなる可能性はある」でも「永遠の課題」「一生涯なくなるってことはないんだろうと」上に立つ者次第とも
元中日監督の落合博満氏が6日、自身のユーチューブ「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、「答えてオレ流質問箱」のコーナーで、視聴者から寄せられた「スポーツ界から完全に体罰をなくすにはどうしたらよいでしょうか」という質問に対して、自身の見解を述べた。
落合氏はフーッと長い息を吐きながら「これはね、永遠になくならないと思います」と苦笑いを浮かべながら答えた。自身の体験談として「ただ体罰に関して言うと、まあ(中日の)監督に就任した時にコーチ陣に対して『暴力は絶対ダメだぞ』『暴力をした時点でユニホームを脱がせるからな』って」告げたことを明かし、「選手にそれが『本当にこの首脳陣っていうのは暴力を使わないんだ』っていうのに選手が分かるまでに5年かかりました」とし、「在籍8年間の間に暴力沙汰っていうのは一切なかったしね」と振り返っていた。
体罰撲滅に関しては「上に立つ者がそうやってはっきり(体罰を)やったらそういう処罰を受けるっていうことを言えば、なくなる可能性はあると思うんで。それを言わなければ、見て見ぬふりをされるっていうことがあるんであれば、暴力っていうのは存在するんだろうと思います。だから、色よい返事はなかなか出ませんね。これをなくすっていうのは永遠の課題で、おそらく一生涯なくなるってことはないんだろうと思います」との持論を展開した。



