花咲徳栄 2年ぶり関東大会へ 大型遊撃手・石塚が弾含む5打点「勝利導けてよかった」
「秋季高校野球埼玉大会・準決勝、花咲徳栄8-5山村学園」(1日、大宮公園野球場)
花咲徳栄が逆転勝ちし、2年ぶり15回目の関東大会出場を決めた。来秋ドラフト候補の大型遊撃手・石塚裕惺内野手(2年)は「4番・遊撃」でフル出場。高校通算17号を含む4打数2安打5打点で貢献した。
器用に広角に打ち分ける、非凡な打撃センスを披露した。初回2死一塁で左越えの先制2ランを放つと、2-3の六回には無死満塁で右中間に逆転の3点適時三塁打をマーク。負ければ来春センバツは絶望となっただけに「負けられない大一番で勝利に導けてよかった」とはにかんだ。
千葉県出身だが、「甲子園で活躍してそのままドラフト上位でプロに行きたい」と同校に進学した。岩井隆監督(53)も「これくらいやってもらわないと困る。久々に出た右の大砲なので」と期待十分。次戦以降も自慢の打棒で勝利に導く。
◆石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年4月6日生まれ、17歳。千葉県八千代市出身。181センチ、81キロ。右投げ右打ち。内野手。幼少期から野球を始め、幼稚園年長から勝田ハニーズでプレー。村上東小6年時に千葉ロッテマリーンズジュニアに選出された。村上東中では佐倉シニアに所属。花咲徳栄では1年秋からベンチ入り。高校通算17本塁打。50メートル走6秒3、遠投95メートル。