「北海道日本ハムファイターズ－千葉ロッテマリーンズ」（２８日、エスコンフィールド）

　日本ハムの万波中正外野手が執念の帰塁で間一髪セーフになった。

　四回、１点を奪ってなお２死二、三塁から左前適時打を放った万波。一塁をオーバーランしたところに、左翼－捕手を経由して一塁に送球がきた。慌てて頭から一塁に飛び込んだが届かず、ベースに向かってハイハイのように進む。最後は半回転して芸術的にタッチをかいくぐり、仰向けになって背泳ぎのような体勢で腕を伸ばしてベースにタッチした。

　この回は２死走者なしから奈良間、田宮、万波、細川、清宮、マルティネスの６連打で４得点で種市をＫＯ。エスコンフィールド今季最終戦は四回まで毎回得点でリードを奪っている。