日本ハムがサヨナラ!万波が自身初の劇弾「みなさんのおかげで打てた」先頭打者弾にサヨナラ弾の偉業達成
「北海道日本ハムファイターズ3-1福岡ソフトバンクホークス」(16日、エスコンフィールド)
日本ハムは万波が自身初となるサヨナラの22号2ランを放った。初回には自身初の先頭打者本塁打を放っており、万波から始まって万波で終わる異例のゲームとなった。
九回、無死一塁からソフトバンク・オスナの初球、高めのストレートを完璧にとらえた。打った瞬間に行ったとわかる一撃で終止符を打った。興奮気味にダイヤモンドを一周すると「みなさんのおかげで打てたと思います」とマイクを持って感激のコメントだ。
ヒーローインタビューでは「本当に最高です。自分も鳥肌が立ちながら、びりびりしながらダイヤモンドを回ってました」と語った。「1番で使ってもらっているので、何とか打ちたかった。うれしいです」と喜びを噛みしめた。
初回は石川に対しカウント2-1から4球連続ファウルで粘った後の8球目、真ん中に入ったカーブを右翼ブルペンに運んだ。
「(先頭打者本塁打は)初めてです。キモティー!」とコメントした。今季石川から3本目の本塁打。得意としている相手から、この日もいきなりの一発だった。
新庄監督は本塁打王を争う万波を「めったにないチャンス」として、9月3日のオリックス戦から打席数が増える1番で起用し続ける。この日24号を放ったトップのポランコに2本差とした。
先発の加藤貴は7回5安打1失点。三、五回以外はすべて三者凡退に抑える好投だったが、味方の援護がなく同点のまま降板。勝敗はつかなかった。
加藤貴は「後半戦に入り一番よいピッチングができたと思います。残り試合は少なくなってきましたが、1試合でも多くよいピッチングをしたいと思います」とコメントした。