ロッテ・沢村の復活登板に万雷拍手 可逆性脳血管攣縮から1カ月ぶり登板 1失点も熱投18球

 「千葉ロッテマリーンズ4-5東北楽天ゴールデンイーグルス」(3日、ZOZOマリンスタジアム)

 約1カ月ぶりの登場にスタンドからは万雷の拍手が降り注いだ。可逆性脳血管攣縮(れんしゅく)症候群で8月2日から療養していたロッテ・沢村が、出場選手登録され即登板。1回18球を3安打1失点とした。

 3点ビハインドの八回。球場が揺れるほどの手拍子に包まれながら、マウンドへ向かった。復帰後1人目の対戦は小郷。ファンからの熱視線を浴びて腕を振ったが、いきなりバックスクリーン直撃のソロを被弾。続く太田には中前打を浴び、ピンチは続いた。

 2死一、三塁。マウンドに駆けつけた黒木コーチと言葉を交わし、タオルで汗をぬぐって気を入れ直す。浅村を二ゴロに仕留めて最少失点としたが、表情は厳しかった。

 復帰登板を終えたベテランをベンチは温かく迎えた。試合後、右腕が言葉を残すことはなかったが、吉井監督は「今日は打たれてしまったけど、調整して頑張ってくれると思う。ブルペン陣を益田とともに引っ張ってくれると感じます」と、ブルペンの大黒柱の完全復活に期待を込めた。

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