「東北楽天ゴールデンイーグルス６－４埼玉西武ライオンズ」（３０日、楽天モバイルパーク）

　楽天が劇的なサヨナラ勝ちで５連勝。２点差で迎えた九回に辰己の適時打で１点差に迫ると、浅村の逆転サヨナラ３ランを放った。３位ソフトバンクが敗れ、ゲーム差１に迫った。

　奇策が的中した。この日、１番に来日初となるフランコを起用。２番には５月以来となる島内を据えた。１点を追う三回、その二人が躍動する。１死一、二塁からフランコが左中間へ同点の適時二塁打。さらに続く島内の中前適時打で逆転に成功した。

　早川のコンディション不良により、先発のチャンスが巡ってきた藤平は持ち味の直球で押した。三回に先制こそ許したが、それ以外は危なげない投球で５回１失点。４月以来となる３勝目を挙げた。

　六回からは小刻みな継投。ただ、守護神・松井裕が大誤算だった。１点リードの九回２死からの４連打でまさかの３失点で逆転を許し、ＫＯされた。それでも最後は打線が奮起し、試合をひっくり返した。