DeNA・バウアー 8回120球の熱投報われず 阪神打線の狙い見えず苦戦も「5イニングでもまだまだいける」と鉄腕発言

 9回、自軍の攻撃を見つめるバウアー(左)=撮影・堀内翔
 3回、自打球が顔に当たるバウアー(撮影・堀内翔)
 7回、ピンチをしのぎ、吠えるバウアー(撮影・西岡正)
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 「横浜DeNAベイスターズ0-2阪神タイガース」(20日、横浜スタジアム)

 DeNAが首位・阪神に完封負けを喫し、直接対決に痛恨の連敗。先発のバウアーは8回2失点で120球の熱投だったが、報われなかった。

 試合後のバウアーは総じて、「ピッチングはよかった」と振り返った。だが、序盤は阪神打線にボール先行で二回、四回に失点。いずれも最少失点にしのいだが、「向こうのアプローチに関してですけど、変化球を見送りにきているのかなというように見えたかと思えば、ゾーン内に投げたボールを初球から打たれるということもあった。それが5回くらいまで手探りな状態だったことから、ボールが先行したことにつながったと思います」と阪神打線の狙いが見えずに、苦戦したことを明かした。

 また五回や七回にピンチを防ぎきって、マウンドから降りる際にバウアーが両手を上げてスタンドを鼓舞した。このシーンに関しては、「何とかチームに勢いをという気持ちで、ファンの皆さまにも後押ししてもらおうと。それが攻撃につながればいいなということは考えていました」と説明した。

 中4日で向かった首位との一戦は、悔しい黒星に。それでも8回2失点、120球の力投で観衆は大きな拍手を送った。続投、続投と踏ん張る姿に「バウアーコール」は鳴りやまなかったが、「自分の中ではまだまだいけるというふうに思っていまして、ボールの動き、スピード、体の状態もまだまだよかったので、1イニングでも3イニングでも5イニングでもまだまだいけるんじゃないかと考えていました」と最後まで報道陣を驚かせた。

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