日本ハム 12球団ワースト10度目のサヨナラ負け 新庄監督懸命の満塁策も実らず 両手で×マーク作り無言

 11回、マウンドのロドリゲス(中央)のもとに集まる日本ハムナイン
 7回、空振り三振に倒れ、悔しがる万波(撮影・坂部計介)
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 「オリックス・バファローズ1-0北海道日本ハムファイターズ」(20日、京セラドーム大阪)

 日本ハムが12球団ワーストとなる10度目のサヨナラ負けを喫した。完封負けも11度目となった。新庄監督は試合後、両腕で×マークを作り、コメントを残すことなく引き揚げた。

 延長十一回、ロドリゲスが1死二塁のピンチを招くと、野口に右前打を浴びて一、三塁とサヨナラの危機を迎えた。二盗を決められ、宗に2ボールとなったところで新庄監督は敬遠を指示。満塁策をとったが、中川圭が放った三遊間への打球を山田がファンブル。記録は適時内野安打となって緊迫したゲームに終止符が打たれた。

 先発の上原は自己ベストの快投を演じた。八回まで散発の4安打にオリックス打線を封じた。八回には平凡な三ゴロを処理した清宮が痛恨の悪送球で走者を出塁されるも、後続をしっかりと打ち取った。

 直後にベンチ前で上原と清宮はハイタッチ。味方のミスもしっかりとカバーしながらスコアボードにゼロを並べ続けた。自己最長となる9回を4安打無失点で我慢強く味方の援護を待ったが…勝利投手の権利は得られなかった。

 打線は4番・清宮が17打席連続ノーヒットなど、クリーンアップが無安打に終わった。シングルヒット3本でチャンスらしいチャンスも作ることができなかった。

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