19年V履正社が敗退 プロ注目左腕・福田が悔し涙「僕がつぶしてしまった」進路は相談

 「全国高校野球選手権・3回戦、仙台育英4-3履正社」(17日、甲子園球場)

 3回戦4試合が行われ、昨夏王者・仙台育英(宮城)は19年夏王者・履正社(大阪)との激戦を制した。八回に尾形樹人捕手(3年)が決勝スクイズを決め、エース・高橋煌稀投手(3年)は好リリーフ。幼なじみバッテリーが活躍し、夏の甲子園での連勝を8に伸ばした。

 涙が止まらなかった。七回途中から登板した履正社・福田幸之介投手(3年)は「みんなが試合を作ってくれたのに、僕がつぶしてしまった。申し訳ないです」と下を向いた。

 同点の八回1死三塁。尾形への1ボールからの2球目だった。「構えたのが見えたので外した」ととっさに高めにボール球を投げるも、スクイズを決められた。「思っていたより早いカウントから仕かけてきた。準備不足でした」。これが決勝点となり、履正社は優勝した19年から続いていた夏の甲子園での連勝が8で止まった。

 大阪大会決勝で大阪桐蔭を3安打完封するなど、最速151キロ左腕としてプロから注目を浴びる福田。進路については「(監督の)多田先生と相談して決めていきたい」と話すにとどめたが、聖地での悔しさを胸に前へ進む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス