ドラフト候補目玉は花巻東・佐々木麟 広島・白武スカウト部長「ものが違う」

 「全国高校野球選手権」(12日、甲子園球場)

 全出場校が出そろった。今大会は投手よりも野手のドラフト候補がスカウト陣の目を引いた。その中でも目玉は、高校通算140本塁打を誇る花巻東の佐々木麟。広島・白武スカウト部長が「ものが違う。スイングの速さが違う」と話すなど、各球団のスカウトから絶賛の嵐だった。

 評価を上げたのは上田西・横山だ。181センチ、82キロと恵まれた体格で軽快に守備をこなす強肩の大型遊撃手に、西武・渡辺GMは「走攻守で、内野手何人かいる(ドラフト候補の)中でもポテンシャルは1番くらいの感じに見える」と高評価。巨人・水野スカウト部長も「すごい魅力のあるショート」とし、仙台育英・山田とともに「2人は少し(頭が)抜けている」と舌を巻いた。

 そのほかの打者では広陵・真鍋、九州国際大付・佐倉、東海大熊本星翔・百崎の名前が挙がる。投手では、履正社・福田に注目が集まっていた。

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