日本ハム“まんまる”連弾でロッテ丸のみ 万波16号&マルティネス13号 新庄監督「たまらんっすね」
「千葉ロッテマリーンズ2-3北海道日本ハムファイターズ」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
ほぼ満月の夜空に舞った2発が試合をひっくり返した。1点を追う九回。日本ハムは先頭の4番・万波中正外野手(23)が弾丸ライナーで右中間に運ぶ16号同点弾。続く5番のアリエル・マルティネス捕手(27)も右中間へ13号決勝弾。“まんまる”連弾で勝利をもぎ取った。
新庄監督は「野球って、これがあるからたまらんっすね。だから諦められない」とベンチでガッツポーズが止まらない。「ちょっと興奮しているから」。いつもより早口なのがそれを物語っていた。
8試合連続安打の万波だが、一発に限れば7月4日のソフトバンク戦以来。「いいところで出てくれた。すごくうれしい」。ホームでは登場曲をサザンオールスターズの「真夏の果実」に変更。真夏の千葉で大きな収穫のある一発だった。
マルティネスは「3日間、チャーハンを食べている。それで力をもらいました」と力こぶ。「今夜もチャーハンを食べます」と験担ぎを継続する。
新庄監督は後半戦から上位打線を固定している。「固定し始めたメンバーで接戦をモノにできた。どんどん逆転できるチームになれば、すごく面白いファイターズになる」と興奮が止まらない。2日は満月。“まんまる”の月の下で、頼もしい2人がさらに打つ。





