広陵が県勢最多24度目の夏の甲子園へ 広島商との熱戦制す 中井監督「腹をくくれ」のゲキに選手応える
「高校野球広島大会・決勝、広陵3-2広島商」(29日、ぶんちゃんしまなみ球場)
広陵が広島商との伝統校対決を制し18年以来5年ぶり、県勢としては最多24度目の甲子園出場を決めた。決勝でのライバル対決は02年以来9度目。対戦成績は広陵の5勝、広島商の4勝となった。
初回1死満塁で只石貫太捕手(2年)の中犠飛で先制。一度は同点に追い付かれるものの、1-1の三回に再び只石の中前2点適時打でリードを広げた。投げては先発した高尾響投手(2年)が9回6安打10奪三振2失点と力投した。
中井哲之監督(61)は「ワクワクしながら緊張しながらここまできた。4-3をイメージし、3点は取られるゲームプランだった。3点を取られても4点を取って勝つ。うまくいかなかったら負け。腹をくくれと言った」と振り返った。
春のセンバツは4強だった。中井監督は最後、選手に「ナイスゲーム。ここからがスタート」と語りかけた。日本一を目指して再び歩み始める。





