DeNA・バウアーが球種予告で1回2失点 万波にソロ被弾で苦笑いも「ソード(パフォ)をやってほしい」と要望

4回、万波へ初球ストレートを告げるバウアー(撮影・伊藤笙子)
4回、万波(手前)に左中間へソロを浴びたバウアー(撮影・伊藤笙子)
4回、万波は左中間にソロを放つ(撮影・山口登)
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 「マイナビオールスターゲーム2023・第2戦、全セ-全パ」(20日、マツダスタジアム)

 DeNAのトレバー・バウアー投手が1点ビハインドの四回から登板した。球宴前の予告通り、球種を打者に教えながらの投球。日本ハムの万波にソロアーチを浴びるなど1回2失点だった。

 その名がコールされると大歓声が沸いたマツダスタジアム。先頭の万波から球種を予告しながらの投球だ。最速154キロのストレートなどで追い込んだが、最後はカーブを左中間席にはじき返され、マウンドでは思わず苦笑いを浮かべた。

 次打者の柳田にも球種を伝え、初球に最速の155キロを投じるなどギアを上げたが…。柳田を二ゴロに仕留めるも、紅林、安田には連打を浴びて一、三塁のピンチを招いた。

 若月の三ゴロ間に2点目を失ったバウアー。それでも小深田を153キロで一飛に仕留め、最後は「とても楽しかった」満足げにうなずきながらマウンドを降りた。

 球宴前に「以前からもし球種を教えたらどういう結果が出るんだろうという自分の考えを持っていて、なかなかレギュラーシーズンでそれをやってしまうと多方面からいろいろ言われそうなので、この機会を生かしてチャレンジしてみようかなと」と語っていたバウアー。かつては阪神・藤川球児が予告ストレートで西武・カブレラを三振に仕留める名場面もあったが、それをほうふつとさせるようなマウンドだった。

 降板後には中継局のインタビューに応じ「万波選手にはソード(セレブレーション)をやってほしい」と自身の代名詞を使うよう要望?していた。

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