DeNA 今永が被弾の巨人・岡本和にお手上げ宣言?「すごいバッターだけど、めちゃくちゃいいやつなんだよな」
「巨人1-2DeNA」(7日、東京ドーム)
エース対決を制したDeNAの今永が、圧巻の15奪三振で6勝目。チームの勝利に安堵(あんど)すると同時に、相手の主砲・岡本和に舌を巻いた。
頭を抱えたのは二回だ。先頭で打席に入った主砲に対してカウント2-2からの5球目、外角の直球を左中間席中段まで運ばれた。この一発に、今永は「インコースを1球も見せずに、外真っすぐを打たれた。本当にあのときはお手上げ状態というか。たぶんこれは何回対戦しても彼を抑えられないかもしれないと。それくらいの技術だったので、本当に素晴らしい選手」とまさかの“お手上げ宣言”をした。
岡本和との2打席目となった四回に152キロの直球で見逃し三振を奪った際には、珍しくほえた。結果は三振だったが、「僕が投げきったとか、その感覚はあるんですけど、彼が自分の思い描いている反応をしてくれなかったりとか、むしろ彼の間になってしまっているというところで、本当にこれほどレベルが高い選手なんだなと」と脅威に感じ、打ちとったものの、「手ごわい」と感じたという。
両リーグ最速の20号弾を放ち、リーグ2位の50打点を記録する巨人の主砲。WBCでは頼もしい同僚だっただけに、「彼はどれだけ成績を残そうが、どれだけ給料高かろうが、本当に人として素晴らしい面がある。それがWBCの中でもわかりましたし、それもこんなにすごいバッターだけど、めちゃくちゃいいやつなんだよなと思いながら投げていました」と対戦を振り返った。