前回激怒のDeNA・バウアーが9回2失点完投「投げられるところまで投げるつもりだった」来日最多128球の熱投

 2失点完投勝利を挙げ、伊藤(左)とハグするバウアー(撮影・佐藤厚)
 ファンとタッチするバウアー(撮影・佐藤厚)
 三浦監督(左)から祝福を受けるバウアー(撮影・佐藤厚)
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 「DeNA3-2ヤクルト」(6日、横浜スタジアム)

 今季2度目となる中4日で先発したDeNAのトレバー・バウアー投手(32)が9回4安打2失点で自身5連勝となる6勝目。来日最多となる128球の熱投で、今季2度目の完投勝ちを飾り、チームの連敗を2で止めた。

 三回2死二塁から、並木に先制の中前適時打を浴びたが、味方が逆転した直後の六回には、先頭の山崎に四球を与えながらも、サンタナ、村上、オスナを3者連続で空振り三振に仕留めて絶叫。1点差に迫られた八回2死一塁で村上を見逃し三振に仕留めた場面でも吠えた。

 八回を投げ終えた時点で来日最多の118球。しかも今季2度目の中4日ということもあって、八回2死一塁の攻撃では代打が告げられるかと思われたが、そのまま打席に入ると、スタンドからはどよめきが起こった。

 九回に入っても150キロ台の速球は衰えず、ヤクルト打線を三者凡退に抑えると、ベンチ前で三浦監督と熱いハグを交わし、スタンドからはバウアーコールが鳴り響いた。

 右腕はお立ち台で「ユメ カナウマデ チョウセン(夢叶うまで挑戦)。とにかくチームの連敗を止めたかった。投げられるところまで投げるつもりだった」と話すと、また大歓声が寄せられた。

 二回無死では村上の右翼への飛球を楠本が見失うハプニングがあった。中堅・桑原が素早くバックアップして捕球。それでもマウンド上の右腕は、外野方向に鋭い視線を向けていた。

 バウアーは前回7月1日の中日戦の六回2死一、二塁から、打ち取った打球が挟殺プレーとなったが、連係ミスなどでアウトが取れなかったことで顔を真っ赤に染め、放送禁止用語を連発して激怒。冷静さを取り戻した試合後に「自分自身をコントロールできていたとは思っていません。誰かに対して腹が立っていた訳ではありません。強いて言えば自分に腹が立っていました。ヒットと記録されていましたけど、自分自身のエラーも不運もありましたし、優勝するための野球が、あのイニングに関してはできていなかった。その状況に腹が立っていました」と振り返っていた。

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