日本ハム エスコン屋根開いた!連敗止めた!“新風”郡司が移籍後初打点&猛打ショー
「日本ハム6-3オリックス」(2日、エスコンフィールド)
青空の下に、快音が響いた。日本ハム・郡司が三回に移籍初打点となる2点左前打。さらにプロ初の猛打賞も記録し、試合後にはプロ初のお立ち台。2日前に掲げたヒーローインタビューの目標を、もう達成してしまった。
「初めまして、郡司と申します」。両手でマイクを持ってのあいさつが笑いを誘う。「ドラゴンズ時代は結果を出せず、もどかしい日々でしたけど、新天地でチャンスをいただいて、結果が出たので、結果を出し続けたいです」と約束した。
前日は見逃し三振した際に加藤豪から金言を授かった。「状態がいい時は振れば勝手にヒットになる」。狙い球が外れたら振らない、というスタイルを変えて振りまくって猛打賞。「大きい助言でした」と振り返った。
新庄監督は郡司の打撃を「もう15年目かな?ベテランの代打の切り札ちっくな落ち着きよう」と独特の表現で絶賛。郡司は「ちっちゃい頃からよくオヤジくさいと言われる。覇気がないと」と明かす。これまで短所とされてきたことを評価されて「新庄監督がそう言ってくれるならよかった」と笑った。
エスコンフィールドの屋根を開けた中での初めての一戦で、連敗ストップ。新庄監督は「きのうのどよんとした空気が屋根が開いて、一緒に出て行ってくれた」と言う。そして吹き込んできた新風。試合前には一塁守備も練習させた。「使いたいですね。(走者を)返せるタイプ」。出場機会を増やし、覚醒させていく。





