西宮甲山 元朝日放送アナ・清水次郎監督 監督として初勝利はならず「よく頑張ったと言ってあげたい」
「高校野球兵庫大会・1回戦、洲本10-0西宮甲山」(2日、高砂市野球場)
西宮甲山は洲本打線の勢いを止められず、五回コールド負け。この夏、監督として初めてチームを率いる西宮甲山の元朝日放送アナウンサー・清水次郎監督(51)は初勝利を手にすることはできなかった。
二回に2点の先制を許すと、四回には失策が絡んで4失点。五回にも3点を失い、力尽きた。清水監督は「みんな力を出そうと頑張ってくれた。監督の力不足が否めないです」と涙ながらに振り返った。
昨年の秋に同校の監督に就任。「勝った瞬間のイメージを大事にして」と選手たちを指導してきた。前任校である西宮今津では18年に顧問として夏の勝利を経験しているが、監督としては初めて挑む夏だった。
これで引退となる3年生は清水監督が3人目の監督だった。「やりにくかったと思う。でも、よく頑張ったと言ってあげたい」と最上級生への感謝を口にし、涙をぬぐった。



