オリックス・山本由伸 貫禄のパトップタイ7勝 「3点リードがあったのでいい余裕を持って」

 「日本ハム1-5オリックス」(30日、エスコンフィールド)

 初のエスコンフィールドで貫禄の投球を披露した。オリックス・山本由伸投手(24)が8回112球で7安打1失点。チームメートの山下と並ぶ、リーグトップタイの7勝目。「ホームランが出て、3点リードがあったのでいい余裕を持って思い切って投げることができた」と笑みがこぼれた。

 初回から3三振を奪う圧巻のスタートだった。五回まで毎回安打を許すも、140キロ後半のカットボールなどを織り交ぜ、七回まで無失点。四回までに5点を奪ってくれた仲間の援護に応えた。

 八回、2死一塁から浅間に右翼線適時三塁打を許したが、「最少失点でいくことに集中して投げました」。最後は清宮を二ゴロに仕留め、「ランナーを出しながらのピッチングになってしまったけど、チームが勝てたのでよかった」と余裕の表情だ。

 好投で試合を作り、チームは4連勝。貯金を今季最多の「13」に積み上げ、首位を堅守した。「首位にいるのでとにかく全員で必死でやっていきたい」。勢いそのままに、エースが突き進む。

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