ロッテ・佐々木朗希が“暴投王”に 驚異的な奪三振率13・94の要因 キレ抜群のフォークは捕手泣かせ?

 5回、羽月に165キロのストレートを投げ込む佐々木朗=11日
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 「ロッテ6-5広島」(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの佐々木朗希投手が7回5安打2失点で5勝目をつかんだ。NPB日本人最速タイとなる165キロを計測し、七回に韮沢から空振り三振を奪って2桁10奪三振に到達。2試合連続で今季5度目の2桁奪三振となったが、六回に振り逃げで記録した暴投により、パ・リーグの“暴投王”にも立った。

 五回に2点差に迫られ「自分で点差を縮めた。自分で抑えないと勝ちにふさわしくない」と佐々木朗。意を決してマウンドに上がった六回、秋山に投じたフォークが抜群のキレで落ちた。ホームベース付近でワンバウンドし、秋山のバットは空を切る。だが捕手の佐藤都が止めることができずに後ろへそらし、振り逃げで出塁を許した。

 これで今季6個目となり、試合前にはオリックス・山岡と並んでいたが単独トップに。セ・リーグを含めても最も暴投が多い投手となった。ZOZOマリンではセンター方向からの風がバックネット裏で跳ね返り、マウンド付近は向かい風となる。そのため変化球がよく曲がると言われており、佐々木朗のフォークも風の影響を受け、抜群のキレと落差を見せている。

 最速165キロのストレートに加え、抜群のキレ味を誇るフォークを止めるのは捕手にとっても至難の業。だからこそ投球回は51イニングながら、リーグトップの79三振と驚異の奪三振率13・94をマークしている要因とも言えそうだ。

 「湿気がある中で思うようにいかないところもあったけど、序盤、(山口の)満塁ホームランが出て思い切って投げることができた」と語った佐々木朗。令和の怪物の進化が止まらない。

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