ヤクルト3連勝で最下位脱出 主砲・村上復調で反攻開始「もうちょっと打てる」とニヤリ

 1回、村上は中前に先制適時打を放つ(撮影・佐藤厚)
 1回、中村は左前に2点適時打を放つ
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 「ヤクルト5-2楽天」(4日、神宮球場)

 鮮やかな速攻で3連勝だ。ヤクルトは初回、村上宗隆内野手(23)の先制打に続き、中村悠平捕手(32)が2点適時打で3点を奪取。有利に試合を進めた快勝で最下位を脱出し、さらなる上昇の気配を感じさせた。

 ルーキーの立ち上がりを逃さなかった。荘司に対して、1死から山崎、青木が2者連続で四球を選び一、二塁に。ここで村上が「甘い球を狙っていきました」と直球を捉え、中前に運ぶ先制打とした。高津監督も「4番が打って先に点を取ったというのは、意味のある1点」と大絶賛の一振りとなった。

 さらにサンタナが中前打でつなぎ、1死満塁では中村が期待に応えた。「追加点が欲しいところ。初回で試合を決めたい」。その思いで外角のカットボールを捉え、しぶとく三遊間を破る2点適時打。今季初先発の小沢を楽にする3点目をもぎ取った。

 昨年6月は19勝4敗と大きく勝ち越した。昨年の交流戦MVPの村上も「もうちょっと打てる」とニヤリ。今季3戦3勝の6月から、反攻スタートだ。

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