ロッテ・佐々木朗希 被安打1で今季初黒星 6回10K奪三振王も四球、暴投から失点「もったいない」

 「阪神2-0ロッテ」(4日、甲子園球場)

 いつもは淡々と腕を振るロッテ・佐々木朗希投手(21)も、この日ばかりは表情に悔しさがにじんだ。6回102球を1安打1失点、5四死球。今季初黒星を喫し「四球と暴投がすべて。それ以外はよかったと思うので、そこだけがもったいない」と唇をかんだ。

 五回までは無安打無失点投球。初回は近本をフォークで空振り三振に仕留めると、中野はこの日最速163キロの直球で見逃し三振。令和の怪物”の圧巻のスタートに、虎ファンまでもが沸いた。

 だが、六回だった。先頭・中野に四球。二盗を決められると、大山への4球目を暴投とし、1死三塁のピンチを背負った。さらに、大山にはフォークを、均衡を破る適時右前打とされ、ただ、打球の行方を見つめた。

 それでも右腕は「多少の誤差なのであまり気にしていない」。フォークでカウントを取れなければ、スライダーを多投し対処。吉井監督は「変化球の精度がいつもより悪かったかなと思ったけど、そんな中でもいい投球をしてくれた」とねぎらった。

 プロ初星を挙げた、2021年5月27日以来の甲子園は制球に苦しむ一戦となり、チームは首位陥落。ただ、驚異の10Kをマークし今季の奪三振数は69と、両リーグトップとなった。逆境に立っても異次元の強さを見せつける右腕。悔しさをバネに、どこまでも進化を続ける。

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