大型連敗脱出のヤクルト・高津監督 猛打賞の川端を称賛「褒めるだけじゃ物足りない」 連敗中の本音も「寝られないですよ、そりゃ」

 勝利をあげ、サイスニード(左)と抱き合う高津監督=撮影・中島達哉
 7回、適時打を放つ川端(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム0-5ヤクルト」(1日、エスコンフィールド)

 ヤクルトが快勝し、泥沼の12連敗をようやく止めた。4年ぶりの大型連敗から脱出した。

 試合後、高津監督は「みんな口には出さなかったですけども、しんどいね、辛い時間を過ごしたと思います。なかなか勝たせてあげられなくて、監督として少し責任を感じたり。ただこんなことがあるからチームの心というかね、チーム力というんですか、そういうのが上がっていくんだろうなと。こうやって悔しい思いをして、若い人もベテランもみんな、外国人も含めてみんな成長したんじゃないかなと思います」と、振り返った。

 苦しんでいた村上も先制適時打、10号2ランと躍動。指揮官は「責任も感じているでしょうし、結果が出ないことにストレスが溜まったりとかね。そういうこともあるでしょうけど、何度も言うようにうちの4番なので。そこはしっかり背負って戦ってくれていると信じています」と語り、この試合、今季初スタメンで起用し、3安打を放った川端については「ムネの前にランナーを置いて打席に立たせたいという思いから3番で起用した。褒めるだけじゃ、ちょっと物足りないぐらいの仕事をしてくれた」とたたえた。

 連敗中は「正直なところの心を伝えてしまうと、選手が重くなってしまう。できるだけ普段通りに振る舞うようにしました。しんどいのは僕らより選手の方なので。そんな姿は見せまいと」とし、正直寝られていたか?との問いには「寝られないですよ、そりゃ」と、吐露した。

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