ヤクルト ドロ沼11連敗 止まらぬ負の連鎖「勝ちたい」焦る気持ちが空回り

 「日本ハム2-1ヤクルト」(30日、エスコンフィールド)

 交流戦に入っても負の連鎖が止まらない。ヤクルトが接戦を落とし、1分けを挟んで11連敗。借金は、シーズン最下位となった2020年に記録した28以来の12に膨らんだ。

 2度、得点機を自ら手放した。二回は2死満塁から長岡が先制適時打を放つも、二走・サンタナが河田三塁コーチの制止を振り切って三塁を蹴り、三本間で挟殺された。四回には二死から浜田が二塁打で出塁し、中村が中前打。二走・浜田が本塁を狙うも、中堅・細川の好返球で憤死。「勝ちたい」と焦る気持ちが空回りした。

 どちらも全力プレーの結果。「一生懸命やっているのでそれに対して『なにをやっているんだ!』とは言えない」。高津臣吾監督は必死にプレーする選手を責めなかった。一方で「次の1点を取ってほしい、大事なところで何とか防いでほしい。それができていない」と勝ち切れない原因にも言及。11連敗の全てが3点差以内と、ことごとく接戦を落とした。

 試合後には、通常よりも長いミーティングを実施。明日の1勝をつかむため、チームに奮起を促した。

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