楽天-日本ハム戦で珍事 新庄監督が怒り 2度のリクエスト要求も「映像なし」で取り消し 場内騒然、ネット混乱「なんで?」
「楽天3-2日本ハム」(28日、楽天モバイルパーク)
日本ハムが勝利目前で、同点に追いつかれた。1点リードの九回、抑えの田中正が救援に失敗した。
この回、先頭の山崎を四球で歩かせると、続く小深田に送りバントを決められ、1死二塁。続くブランコに対して初球、外角の149キロを中前に運ばれた。さらに浅村にも四球を与え、1死満塁。ここで七回に代走から、途中出場している小郷に中犠飛を打たれ、土壇場で同点に追いつかれ、延長に突入した。
新庄監督はホームのクロスプレーに続き、三塁のスタートが早かったとして、2度目のリプレー検証を要求。2度目の検証は映像がなかったため、通らず。責任審判の有隅球審が「ただいまサードのリタッチについて、リクエスト検証いたしましたが、判定はセーフ。映像がなかったので、回数には数えません」とアナウンスすると、楽天ファンで埋め尽くすスタンドには、驚きと歓喜の声が入り交じった。
審判から新庄監督への説明があったが、指揮官は手すりを叩き、怒りを表していた。
このアナウンスにネット上では混乱の声が。「え、なんで?」「そんなことあるの?」「映像なくてリクエストできなかったら、意味ないんじゃない」「これは仕方ない」など、さまざまな声があふれた。
試合は延長12回の死闘の末、日本ハムのサヨナラ負けとなった。