日本ハム ドラ6宮内は幻のプロ初勝利 一度はウイニングボールもらったけど「違ったからあげる」

 5回途中から登板した宮内(撮影・中島達哉)
 5回、三森を一ゴロに抑え、谷内(右)とタッチを交わす宮内(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム5-1ソフトバンク」(30日、エスコンフィールド)

 幻のプロ初勝利だった。

 2点リードで迎えた五回1死満塁のピンチに2番手でドラフト6位の宮内(日本製紙石巻)が登板。代打柳町に右前適時打を許したが、右サイドハンドから力強い直球を主体に、後続を断って最少失点で切り抜けた。チームは六回以降も一度もリードを許さず逃げ切った。

 試合後はウイングボールを処理した万波から「初勝利ですよね」と手渡された。ところが勝利投手は六回に登板した堀。「(ウイニングボールを)一応もらって、違ったんで。堀に、『違ったからあげる』って」と、明かした。

 「まだ(勝利は)早いってことだと思います」と苦笑い。それでもプロ初ホールドを記録。「何かしらの数字がついたので、これからも積み重ねていければいいなと思います」と、前を向いた。

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