全国屈指の進学校・灘、67年ぶりの春季県大会出場も…五回コールド負けで初戦敗退「2年連続夏1勝を目標に」
「春季高校野球兵庫大会・2回戦、神戸学院大付10-0灘」(23日、G7 STADIUM KOBE)
1956年以来、67年ぶりの春季兵庫県大会出場となった灘は五回コールド負けで初戦敗退となった。
地区大会を突破し、迎えた一戦。初回に先制点を奪われると、その後も得点を重ねられて五回で10点差となりコールド負けを喫した。主将の堀坂俊輔内野手(3年)は「地区予選でこれまで冬からやってきた取り組み方とか間違ってなかったというのが確かめられたというのはよかったんですけど。まだ、このままでは県大会に出場する強いチームとは試合にならないと思ったので、夏勝つために2カ月やっていきたいと思います」と前を向いた。
今春、東大に63人、京大には28人の現役合格者を出すなど、全国屈指の進学実績を誇る中高一貫校。堀坂主将の第1志望は京大医学部で「医学から学生のスポーツをサポートしたい」と夢を語った。
目指すは2年連続となる夏大会での1勝。「(準シードで)ベスト32なので。まず一つ勝って。去年も一つ勝てましたけど、今回も地区予選で二つ勝てましたけど、まだまだ自分たちは強いチームと思っていないので。まずは一つ勝って2年連続夏1勝を目標にしたい」と堀坂。鍛錬の日々を過ごし、最後の夏に挑む。