オリックス山本由伸 新フォーム披露 投手4冠取っても変化恐れず「たぶんいいものになる」

 キャンプ初日からブルペン入りした山本
 23年山本の投球連続フォーム
 22年山本の投球連続フォーム
3枚

 「オリックス春季キャンプ」(1日、宮崎)

 オリックスの山本由伸投手(24)がキャンプ初日からブルペン入りした。捕手を立たせ、24球の投げ込み。今年3月のWBCに向けて早めの仕上げを見せる中、驚きのモデルチェンジも披露。さらなる進化を予感させた。

 全体練習終了後の個別練習で、ブルペンに心地いいミット音が響く。マウンドにはハーフパンツ姿のエースがいた。「キャッチボールの延長」と言いながらも、昨年より10日も早くブルペンへ。ただ、球の威力は抜群。時折、リリースポイントに納得がいかず、「あぁ」と悔しそうな声を漏らしたが、ブルペン捕手やチーム関係者は「ナイスボール!」と絶賛の嵐だ。

 後半からはスパイクを履き、力を入れる。ここで、ガラッと変わったフォームを披露した。昨季までは左足を上げると直角に折り曲げ、静止させていた。今年は違う。クイックモーションのように左足の上げを抑え、止まることなくリリースへ。スムーズかつ、素早い動きで瞬く間に球はミットへ収まった。

 練習の一環かとも思われたが、右腕は「割と固まってきている」と発言。実戦などを経て、多少の微調整はあっても、この日のフォームがベースとなるようだ。

 昨季も投手4冠に輝くなど、タイトルを総なめ。それでも、山本は高みを目指し続ける。フォーム変更の怖さも「全くないです」と言い切った。「伸びのある球を投げられていますし、まだまだですけど、一つずつやっていけたら、たぶんいいものになる」と自信に満ちあふれている。

 昨年は11日に初のブルペン入り。今年は2日にも捕手を座らせ、ブルペン投球を行う。「一日を無駄にすることなく、いい時間を過ごします」。世界一奪還とリーグ3連覇へ、過去の自分を超えていく。

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