ドラフト1位候補の東洋大・細野晴希投手 10回7安打1失点で完投 12球団29人のスカウトの前で12奪三振の快投

 「東都大学野球2部、東洋大4-1東農大」(4日、UDトラックス上尾スタジアム)

 東洋大が延長十回タイブレークの末競り勝ち、開幕初戦を白星で飾った。今秋ドラフト1位候補の最速155キロ左腕・細野晴希投手(4年・東亜学園)が10回7安打1失点で完投。12球団29人のスカウトが視察する前で12奪三振と躍動した。

 先頭打者を空振り三振に斬るとリズムに乗った。九回まで毎回の12奪三振と快投。1-0の六回2死一、三塁で暴投により1点を失ったが、最後は空振り三振を奪い、最少失点で切り抜けた。

 無死一、二塁から始まる延長十回のタイブレークでは、味方が3点を追加。「1点あったらいいくらいの気持ちだったんですけど、3点とってくれたのですごい大きかった」と、裏の守備は落ち着いた投球で得点を与えなかった。この日の最速は151キロ。エースとしての役割を果たし、「いつもと変わらず投げられた」と振り返った。

 今年1月から指揮を執る井上大監督はリーグ戦初白星。「正直とりたかったですし、こういう苦しい試合の中取れたのは、明日の試合でも勢いは必ず出てくると思うのでよかった。(細野は)今日のピッチングでいったら十分。今日の試合を投げきった、勝ちきったという所に関しては彼もこれからもっと成長するんじゃないかな」と話した。

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