ＤｅＮＡの牧秀悟内野手（２４）が２６日、ＷＢＣで世界一奪還を終えてチーム本隊に帰還。世界一から、今度はセ界一へ。「優勝を味わえて、マウンドに集まった時、ベイスターズでも優勝してみんなで優勝を分かち合いたいとすごく思った。今年は優勝します」。次なる頂へ、力強く宣言した。

　ハマの４番が、ついに戦闘モードに入る。もらった２日間の休養日は、１年間戦う上でのリカバリーに充てた。原動力になるのは、驚きと発見の連続だった１カ月間。宮崎の代表合宿では巨人・岡本和やヤクルト・村上ら、各球団の４番と同じ組で打撃練習を行い、「見て学ぶことも多かった」と話す。

　また吉田の打席練習は目に焼き付けたという。「練習から全力で振ることがトレーニングも兼ねていると聞きました」。一流選手らが達した境地に触れ、さらなる成長への材料にしたい。今後は三浦監督と話し合った上で２軍戦には出場せず、練習で開幕戦へと向かう方針。３１日の阪神戦へ、牧は虎視眈々（たんたん）と準備を進めていく。