智弁和歌山 まさかの2季連続初戦敗退 英明に1点及ばず

 先発で力投する智弁和歌山・吉川泰地(撮影・伊藤笙子)
 三塁側・智弁和歌山のスタンドに現れたCの人文字(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・2回戦、英明3-2智弁和歌山」(19日、甲子園球場)

 智弁和歌山が昨夏に続き、2季連続の初戦敗退を喫した。

 毎回のように走者を出しながら英明先発の下村を打ちあぐね、五回まで無得点。1点を先制された直後の六回に2死二塁から9番・杉本が中前に同点打。だが、再び2点のリードを許すと、八回には1点を返し、なお1死満塁の好機を生かせなかった。

 21年夏に全国制覇を果たしたが、昨夏、そして今春と敗れた。

 英明は3度目の出場で初の春1勝を挙げた。八回には1点差に迫られ、なお1死二、三塁のピンチ。英明の捕手が二塁へ送球しようとしたところ、2番手でマウンドに上がっていた寿賀の左腕を直撃するアクシデントが発生した。その場にうずくまったが、7分後に治療を終え、2ボールから試合は再開。執念の続投で1点のリードを守り切った。

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