「オープン戦、ソフトバンク０－３巨人」（１４日、リブワーク藤崎台球場）

　巨人のオコエ瑠偉外野手が「１番・左翼」で先発出場し、実戦１１試合連続安打をマーク。開幕スタメンをさらにたぐり寄せた中、「アピールしないといけない立場なのは分かっていますし、本当に目の前の試合を頑張るだけかなと」と気を引き締めた。

　初回先頭で打席に立つと、追い込まれてから相手先発・石川の直球を引っ張った。「インコース攻めだったので、それにもうまく対応できた」。打球は左翼線方向に落ち、オコエは迷わず二塁へ。ベースに滑り込んで二塁打とした。

　さらに２点リードの七回２死三塁からは椎野に追い込まれてからの決め球・スプリットに反応。中前にはじき返す適時打も放った。

　実戦１１試合連続安打で好調をキープしているが、オープン戦での複数安打は初。「１打席１打席の積み重ねだと思うので、前の打席の反省点をだけを生かして次の打席にいこうと思っている」というオコエは「（前の打席を）引きづらずに次の打席はセンター返しでいけたのはよかったですね」と汗を拭った。

　オコエは１２日・阪神戦（甲子園）でも六回にＢ・ケラーから左前打。自身初の“伝統の一戦”でも快音を響かせていた。