ヤクルト ドラ1・吉村貢司郎が広島打線相手に4回無失点
「オープン戦、広島-ヤクルト」(12日、マツダスタジアム)
ヤクルトのドラフト1位・吉村貢司郎投手(25)=東芝=が実戦最速の150キロを計測し、4回4奪三振無失点と好投した。
初回は先頭の秋山に四球を許すも、走者を置いてから持ち前の素早いクイックでタイミングを掴ませることなく、野間、マクブルーム、西川を危なげなく打ち取った。
二回は2死から菊池に安打を許しながらも、田中を空振り三振。三回は全12球中、10球で変化球を投じて三者凡退。プロ初の4イニング目のマウンドではマクブルーム、西川、デビッドソンを10球で打ち取りマウンドを降りた。
降板後に吉村は球団を通して、「今日、立ち上がりはストライク先行でいけず少しリズムに乗れなかった。2回以降はストライク先行でテンポよく投げることができたので初回からそれができるようにしっかり練習して調整していきたいです」とコメント通り、立ち上がりに苦しみながらも尻上がりに調子を上げていった。
吉村はこれで対外試合3試合に投げて9イニング無失点。11日に好投した新外国人のディロン・ピーターズ投手と合わせて、3日に「先発が足りないのは事実」と嘆いた高津監督に新戦力が先発ローテ入りを猛アピールした。




