元虎戦士、葛城育郎氏が指導者として聖地へ「まさか」コーチ務める報徳学園が6年ぶりセンバツ

6年ぶりのセンバツ出場を決めた報徳学園の大角健二監督(右)と葛城育郎コーチ
 選考会の様子を見守る報徳学園の葛城育郎コーチ
 講堂で選考会の様子を配信で見守る報徳学園ナイン
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 「選抜高校野球・選考委員会」(27日、大阪市内)

 報徳学園が6年ぶり22度目の出場を決めた。プロ野球のオリックス、阪神で野手として活躍し、21年春から同校のコーチを務める葛城育郎氏(45)も、選手とともに選考会の配信を見守り、ナインと喜びを分かち合った。

 2011年に引退した葛城氏は、21年2月に高校、大学の指導資格を回復し、兵庫県高野連に登録。立命大の後輩でもある報徳学園の大角健二監督(42)を打撃コーチとして支えてきた。

 古巣の甲子園に“帰る”思いを、「こんな形で、まさかという思い。でも、一番いい形だと思う」と感慨深げに語った。チームは昨年の秋季近畿大会で準優勝。決勝で大阪桐蔭に0-1で敗れたものの、準決勝までの3試合で29得点を挙げるなど強力打線に育った。この冬も、大阪桐蔭に敗れた悔しさを胸に「トレーニングをしてパワーは上がっている」と自信を見せていた。

 葛城コーチは、倉敷商から立命大を経て、1999年度ドラフト2位(逆指名)でオリックス入団。03年11月にトレードで阪神に移籍。11年に現役引退した。

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