「大谷ルール」NPBで正式導入決定 MLB組の侍J合流時期は未定「なんとも言えない」

 日本野球機構(NPB)と12球団の実行委員会が23日、都内で開かれ、先発投手が降板後もDHとして出場を続けられる通称「大谷ルール」が承認され、今季からの導入が正式に決まった。リモート対応した井原敦事務局長が「実行委員会で改めてですが確認を致しました」と説明した。

 また、今年3月に開催される第5回WBCを前に、エンゼルスの大谷翔平投手らメジャー組の合流時期については「グラウンドルールなどは来ているんですが、肝心要の保険会社の見積もりが来ていない。要するに来ていない」と、MLB側から正式な回答が届いてないと説明した。

 侍ジャパンの栗山英樹監督は、当初、MLB側から合流は3月6、7日の強化試合(阪神、オリックス=京セラドーム大阪)からと返答があったことを明かし「基本線はそれで最初に答えがあるんだけど。いや、それじゃダメなんだって」とし、宮崎キャンプからの合流実現に向け「もちろん、早く来てよ、と。いま、NPBが戦ってくれている」などと明かし、改めて早期の合流を求めている。

 返答のメドについて、井原事務局長は「ちょっとなんとも言えない。いっぱいいっぱいかなと思います」と説明。ギリギリまで必死の交渉が続きそうだ。

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