オリックスの宇田川優希投手（２４）が１２日、杉本商事ＢＳでキャッチボールを行い、シーズン後半から守護神の座を勝ち取ると誓った。「後半から抑えで投げられるようにしたい」。昨季、育成から大飛躍を遂げたが、さらなる進化を目指している。

　今季の最大目標は「一年間、１軍で完走」。そのための体作りを行い、オフは約５キロの体重増。筋肉量が増せば出力も上がり、大台の球速１６０キロも「理想とすることができれば、出ると思う」と自信をのぞかせた。

　中嶋監督は平野佳を守護神に指名したが、諦めていない。「前半にしっかり信頼されて、後半に投げられるよう頑張ります」。無限の可能性を秘める右腕が、平野佳という大きな壁に挑む。