日本ハム 田中正義の獲得を正式発表「正直驚きました。まだ心の整理はついていない」近藤の人的補償

 日本ハムは11日、FA移籍した近藤健介外野手(29)の人的補償として、ソフトバンクから田中正義投手(28)の獲得を正式発表した。

 田中は創価大時代に156キロを計測した剛腕。16年度ドラフト1位で5球団競合の末、ソフトバンク入りした。右肩の故障などもあり、6年間で未勝利と苦しんでいるが、当時1位指名した日本ハムの高い評価は変わっていなかった。

 昨季最下位の日本ハムは先発、リリーフともに投手陣は補強ポイント。新庄剛志監督(50)もリストをチェックした上で「(いい選手が)4人くらいいました。えっ、この選手出すの?っていう。野手1人、ピッチャー3人」とニヤリ。魅力あふれるソフトバンクの戦力から、覚醒が期待される逸材の獲得を決めた。

 田中の昨季登板は5試合のみだが、すべて8月以降。5回2安打無失点6奪三振と抑えており、今季その才能が一気に開花する可能性も十分だ。

 ソフトバンクを通じて発表された田中正のコメントは以下の通り。「連絡を受け正直驚きましたし、まだ心の整理はついていませんが、日本ハムに戦力として選んで頂き光栄に思っています。

 ホークスの皆さんには、なかなか結果が出ない僕をこれまで支えて頂き、本当に感謝しています。寂しい気持ちはありますが、新天地のマウンドを通して自分の気持ちを表現できるよう、これからも懸命に努力していきたいと思います。

 ホークスファンの皆さん、6年間応援ありがとうございました」

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