早大・加藤孝太郎がプロ志望明言「やるからにはプロ目指す」進学校出身の145キロ右腕
東京六大学野球リーグの早大が5日、西東京市の同大学グラウンドで始動した。昨秋に最優秀防御率を獲得した加藤孝太郎投手(3年・下妻一)がプロ志望を明言。偏差値62の進学校出身右腕が「やるからにはプロを目指してやっていく」と夢のNPB入りを目指す。
身長179センチ、77キロの最速145キロ右腕。幼少期からヤクルトファンだったため、「神宮球場でやりたくて、六大学を目指していた」と下妻一から指定校推薦で早大に入学した。
高校時代の最高成績は3年夏の茨城県大会16強。当時は最速134キロだったが、「指定校で早稲田大学に行けるとなった時に、東京六大学でかつ早稲田ということで、相当な覚悟を持って入らないとついて行けないなというのがあった。高校野球を引退してから入学するまでの期間が一番自分でいろいろ考えて練習していた」と体幹やランなどで鍛え続けた成果もあり、ここまでで11キロアップした。
昨秋は5試合に登板し、2勝1敗。防御率1・41で最優秀防御率のタイトルを獲得した。「秋にタイトルを取れたのは自信になった。去年は勝ち星が(春、秋それぞれ)2勝しか挙げられなかったので、(春に)5勝挙げたい。進路を決める上でも大事な1年になる。悔いの残らないように最後笑って終われるようにしたい」と力を込めた。